メロディを埋め込む

じゃらーんじゃらーんと伴奏が弾けるようになったら、その合間にメロディを埋め込んでいきます。

じゃらーんのときはメロディの音を確実に弾く

そもそも、じゃらーんと伴奏しているときにもメロディの音はあります。この場合「メロディの音は既に伴奏の音に含まれている」と言えばいいでしょうか。ですから右親指でじゃらーんと伴奏するときは、確実にメロディの音を弾くようにします。

上手になってくると、メロディが高い音のときは高い音の辺りをじゃらーんと弾いて、メロディが低い音のときは低い音の辺りをじゃらーんと弾くと、よりメロディがはっきり聞こえていい感じです。しかしあんまり狙うとスカって、メロディの音を外してしまったりします。

右親指でじゃらーんと伴奏を弾いたとき、メロディの音が聞こえないのは絶対にまずいです。確実にメロディの音を鳴らしてください。

伴奏の合間にもメロディを埋め込む

じゃらーんじゃらーんと伴奏する合間にも、以下のルールに従ってメロディの音を埋め込んでいきます。

  1. メロディは左指で押さえた弦の音…弦を押さえてる左指で弾く。
  2. メロディは左指で押さえていない弦の音…右の人差指で弾く。
  3. 1,2を極力守る方向で。でもどうしても無理な箇所は、他の指で弾くことを試す。

右の指は、もちろん5本全部使えるといいですよ。
でも初心者のうちは人差指1本でがんばる方が上手くいくでしょう。

左指が全然動いてくれないんですけど

そこを努力と根性で動かしてください。
人差指はさすがに言うことを聞いてくれるはずですが、薬指は絶望的でしょう。

これはもう体育会系のノリです。
自分がやるしかない。できるまでやるしかない。どうでしょう、半年もやればそこそこいけますか。でも1年やってもまだぎくしゃくした感じは残るでしょう。私は既に数年カンテレを弾いてますが、まだまだ上手になってます。まだまだ上に伸びしろがある感じです。

できないときは数日触らない

上と逆のアドバイスになるのですが。
脳は何であれ、繰り返したことを上手になります。

ですからあんまりできないときに「何でできないんだ!間違えた。ああまた間違えた!」としつこく繰り返していると…間違うことが上手になります。言ってること分かりますか?

あんまりできないときはスパッと諦めて、数日カンテレに触らないでください。完全にカンテレに触らなくなるのが不安なら、せめて他の新しい曲を練習するとか?すると脳の方で整理がついて、後日に弾いてみると、しばらく練習していないのに、むしろ上手になってたりします。

そんな感じで巧みに自分をなだめすかし、でも基本は体育会系のノリでがんばってください。本当にこれは、自分がやるしかないです。

因みに私はこの曲をそんなに速く弾けません…みなさんは映画サントラ版の速さで弾けるように、ぜひマスターしてください。
私がアドバイスできるのはそんなところでしょうか。

『コード奏法の練習01』の話は以上で終わりです。