カンテレの音階

カンテレはDキーの音階にチューニングします。
「Dキー」というのは、Dの弦から順に弦を弾いていくとドレミファソラシドに聞こえますよ、という意味です。

Dの弦から順にドレミファソラシド↓

カンテレはDキーの音階の他にも、3つの異なる音階にチューニングすることがあります。だからカンテレは、全部で4つの音階を使います。

曲がカンテレの音域に収まるように四苦八苦

Dキーだけじゃダメなのか?
Dキーだけだと、曲によっては高い音が足りなかったり、低い音が足りなかったりして、演奏できないことがあるのです。

例えば下の試聴サンプルでは、最初はDキーで『グリーンスリーブス』を弾いているのですが、低い音が足りないので、そこはむにゃむにゃと誤魔化して弾いています。

その次はFキーで『グリーンスリーブス』を弾いています。
同じ『グリーンスリーブス』ですが全体的に高い音で弾いているので、下に余裕があって、そのためいちばん低い音まできちんと鳴らすことができました。

「カンテレでグリーンスリーブスを演奏するならDキーじゃなくてFキーだね!」という判断になります。

Dキーで『グリーンスリーブス』を弾いてみた↓

Fキーで『グリーンスリーブス』を弾いてみた↓