電子チューナの用語集

電子チューナの説明書は読めば分かると思いますが。
念のため、重要な用語を説明しておきます。

#(シャープ)とb(フラット)の言い換え

状況によっては、このカンテレ教室で「Bb」と指示している弦をチューニングしているとき、電子チューナは「A#」と表示するかもしれません。合っていますよ。BbとA#の音の高さは同一です。念のため、#(シャープ)とb(フラット)の言い換えを以下に一覧しておきます。

※ BとC,EとFの音程は半音しかないため直感に反した言い換えになることに注意。

  • A#=Bb
  • B=Cb
  • B#=C
  • C#=Db
  • D#=Eb
  • E=Fb
  • E#=F
  • F#=Gb
  • G#=Ab

Piezo(ピエゾ)

圧電素子のこと。電子チューナのクリップに伝わる振動を拾います。
多くの電子チューナは、空気中の音を拾うマイクと、クリップに伝わる振動を拾うピエゾの2通りの使い方ができます。カンテレをチューニングするなら、ピエゾにして、カンテレのどこかをクリップで挟みます。

マイクになってると部屋の雑音を拾うので、電子チューナが誤動作します。電子チューナの動作がどうにもおかしい?と思ったら、マイクになっていないか、確認してみてください。

Calibration(キャリブレーション)

通常、楽器のピッチはAの音が440Hzになるようにチューニングします。しかしながら場合によっては、華やかに聞こえるように高い443Hzでチューニングしたり、落ち着いて聞こえるように低い430Hzでチューニングしたりすることがあります。ここの周波数を上下するのがキャリブレーションです。

通常は440Hzのまま使うでしょう。
しかし知らずにキャリブレーションを触ってしまい、いつのまにか周波数が変わってしまっていることがあります。そのままチューニングすると、きちんとチューニングしたのに他の楽器と音が合わない、ということになります。

とりあえず電子チューナのディスプレイに「440Hz」と表示されていることを、気をつけるようにしてください。

『チューニング』の話は以上で終わりです。